考えてみれば、一昔前ならば一笑に付されただろうような、文化学部(札幌大学)、事業構想学部(宮城大学)、地域科学部(岐阜大学)などという新規=新奇学部が登場しています。しかし、つぶさに見てみれば、これらの新分野の学部は、新しい時代の変化に即応したもののようでもあり、いうところの教養学部(リベラルアーツ)という古くからあった大学の新装版と呼んだ方がいいものでもあります。アメリカの大学は、カレッジ(四年制の単科大学)の基本形は教養学部です。そればかりか、ユニバーシティー(大学院のある大学)でも、四年間は全部教養学部です。文理(アーツーアンドーサイエンスイズ)学部といいます。もちろん、カレッジや文理学部でも、専門は教えますが、大学院に進むために必要な付属的、基礎的なものが主体だと考えていいでしょう。高度な職業教育、いうところのプロ(知的専門職)の教育を受けようと思えば、ビジネススクールとかロースクールという、高等専門学校・大学に行かなければなりません。
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