喫煙のように日常的におかす危険に比べて豊胸材は小さな危険なのに、FDAはなぜ規制したのか。学術研究以外では乳房再建できないならば、乳癌手術を遅らせる患者もいるだろう。小さな危険を規制することによって予想もしなかった別の危険が高まることがある。この緊張に加えて、さらに問題なのは、FDAの態度の差だった。豊胸材に対するFDAの態度と、アメリカ人が全く普通に広範囲にわたって好きなだけ享受している危険、例えば、喫煙、飲酒、登山、自動車レースの危険、その他もっと悪い危険に対する態度との差だった。女性が1日にタバコを2箱も喫煙できるのに、豊胸材を手に入れられないのは理屈に合わないではないか?豊胸材以外のこれらの危険については、ゲスラーは自分の関与することではないと反論できるだろうし、おそらくそうするだろう。彼の職務は薬品と医療デバイスを規制することで、現に彼がやっている仕事だ(彼はタバコをFDAの権限のもとに置こうしている。その努力は、クリントン大統領に支持されているが、タバコ製造業者とタバコを生産する州選出の議員によって苦しい戦いを強いられている)。とは言っても、FDAは無風地帯にいるわけではないし、社会全体にとって、何も考えない、行き当たりばったりの規制では困る。さらに、危険を除こうとする試みは、ほとんど常に、別の危険を引き起こす。それは、予期される場合もされない場合もある。例えば、もし食肉を検査して食中毒の発生率を減らそうとすると、食肉の値段が上がる。食費が上がると、貧困家庭では医療費と住居費を減らすのも無理からぬことだ。たぶん、たまにしか起きない食中毒より恐い健康上の悪影響が出るだろう。もっと端的には、女性の中には、乳癌の診断を受け、治療中でも、もし学術研究以外では、乳房再建のために豊胸術を受けることができないとなると、治療を遅らせるかもしれない。そういう二律背反が、規制をするに当たってはっきり考慮されることは稀だ。しかし本質的かもしれない。実際のところ、もし規制されるべき危険がかなり小さいものなら、それらを規制することによる危険は当然高くなるだろう。
(おすすめ情報)
全国美容クリニック豊胸術リサーチ
注目の海外の豊胸術
プロが選ぶ!豊胸術セレクト集