仲人はまず身支度を整え、気持ちを落ち着けてから、出席者のひとりひとりに語りかけるような感じで、はっきりとしたことばで挨拶をし三分間を一応の基準としたいところです。あらかじめ、招待状に二人のプロフィールを書き添えるのは、短く印象的な挨拶のためにも意味があります。結びは、参列者へのお礼、今後の新夫婦への厚情、力添えのお願いをして、スマートにまとめたいものです。ところで、これだけの内容がほしいということで時間延長を認めたとしても、せいぜい五分までです。それ以上にならないよう注意しましょう。また、披露宴は、会費制でもない限り、花嫁花婿(両家の両親も含めて)が主催する宴です。このことを頭にしっかり入れておけば、次に申しあげることには抵抗なく耳を傾けていただけるはずです。仲人は機を見て、花嫁花婿を招待客の中に連れて入り、できるだけ多くの方に披露し、またお礼をいう機会を作ります。各テーブルを回って挨拶するもよし、お客様と同じテーブルについて歓談するもよし。また、花嫁のお色直しがすむ頃を見計らって花婿が入口で花嫁を迎えて(本来は仲人夫人)、再度各テーブルを回って美しさが匂うような新妻のお披露めを仲人が率先しての指示も、大切だと思います。